急に寒くなって雪マークが付いている地域も増えていますね。
路面凍結のために今から融雪剤・凍結防止剤を準備しましょう!
今回は個体タイプ(液体よりコスパ良し)の使い方です。
- 種類によって使い方が違うの?
- 撒くタイミングはいつが効果的?
- 撒くときの注意点はある?
この問題を解決します。
今回は、雪国出身の自身の体験を踏まえて、融雪剤・凍結防止剤の使い方や撒くタイミングなどを調べました!
融雪剤・凍結防止剤は使い方・撒くタイミングを間違えると全く意味がないこともあります。
そして融雪剤・凍結防止剤は薬剤ですので、撒く際の注意点もあります。
正しく知って活用してください。
☝環境にやさしいのがいいですね!
雪と蟹はセットで↓
融雪剤・溶結防止剤を撒くタイミングは降雪前と除雪後
融雪剤・凍結防止剤を効果的にする撒くタイミング、最もおすすめなのは降雪前!
雪が積もる前に早めに撒くことがおすすめです。
自治体や融雪剤散布業者により、多少違いはあるかと思いますが道路に撒くタイミングは基本的に以下の通りです。
✔ 凍結防止剤は雪が降る前に撒く
✔ 融雪剤は雪かきをした後に撒く
え!どれが融雪剤でどれが凍結防止剤なのか分からないんだけど……
実は種類を気にする必要はあまりないのだ!
実は、融雪剤・凍結防止剤は、ほとんどの種類が融雪・凍結防止どちらの効果も持ち合わせています。
「これは雪の後じゃないとだめだ」なんてことないので、気にせず撒けばOK(後述で詳細)
注意点もあります☟
以上を注意して散布してください。
一番大事なのは、融雪剤・凍結防止剤を過信しないことにゃ
固形はスコップなどで広範囲に適当に撒きます(融雪剤・凍結防止剤の種類により注意点あり(後述))
雪かきした雪は太陽の光が当たる場所にためるように注意してください。
やってみると分かりますが、結構な重労働なので無駄骨にならないようにしたいですね。
融雪剤と凍結防止剤の違いは、ほとんどない
意味合いは違いますが、成分的にほとんど同じと考えて良いでしょう。
正確には、融雪剤とは雪を解かすためのもので、凍結防止剤とは凍結を防止するためのものです。
実際は、融雪剤も凍結防止剤のどちらも雪を溶かして凍結を防止する効果があります。
(融雪剤の主な成分は塩化カルシウムで、凍結防止剤の主な成分は塩化ナトリウム)
何度も言いますが、どちらも融雪・凍結防止の役割も担っています。
近くのホームセンターに行けばその地域に合うものが見つかるにゃ!
よほど寒冷地でなければ、上記のどの種類を使用しても問題ないと思われるにゃ
後述しますが、重視するもの(雪解けの早さや持続力、人体への影響など)によって選べば大丈夫です。
一般的には塩化カルシウムをよく使われている気がしますね。
スリップ事故が最も危険なタイミングとは
雪が降って最も危険なことの一つがスリップ(滑ること)による事故です。
雪が降った後に最も事故が起こりやすいのは、日中に降った雪が溶け、夕方~朝方に気温が下がったことでその溶けた雪が凍ったタイミングです。
再凍結によって道路や歩道の雪がシャーベット状~凍ることでスリップして事故に繋がるんだね
つまり、夕方に融雪剤で雪を溶かした後、気温が下がって水が凍りへと変わり、スリップしやすい危険な条件を作り出してしまう可能性もあるということ。
対策としては、なかなか難しいのですがすでに気温が下がった夜間に除雪・融雪剤散布をすることです。
ただ、暗いと危険ですしおすすめしません。
どのくらい雪が降っているのか状況にもよりますが相手は自然ですので頑張り過ぎても仕方ないかなと。
それに、ある程度積もった雪は踏みしめることが出来るので滑りにくいですので放置も一案(あまりにも大雪地域なら別ですが)
ですので、臨機応変に対応するしかないと思います。
融雪剤・凍結防止剤の種類は何を重視するかで決める
種類によっては大切な植木が枯れたりするかも!撒き方に注意にゃ
種類で撒くタイミングは気にしなくていいけど、撒き方には気を付けるのね
主なものを4種類ご紹介します。
何を重視するかにより選び方は変わりますので、まとめます。
✔寒冷地では即効性重視 ➡塩化カルシウム、塩化マグネシウム
✔そうではない地域は持続性重視 ➡塩化ナトリウム
✔環境や人体、ペット重視 ➡尿素(塩が含まれていないため)
では、4種類をひとつずつみていきましょう!
塩化カルシウム
代表的な融雪剤・凍結防止剤で、気温の低い地域でよく使われています。
極寒地では、もはや「塩カル」という言葉が融雪剤の代名詞になっているほどです。
※空気中の水分とも反応するので、降雪前に撒くと雪を解かすまえに無くなってしまうことがあるようです。
つまり雪が降ってから撒くと更に効果的です。
塩化マグネシウム
塩化ナトリウム
尿素
天然成分で、塩が含まれていないので環境にやさしいのが特徴です。
(人体はもちろん、車や金属の錆や、花壇の塩害の心配もない)
注意点もあります☟
融雪剤・凍結防止剤は人体や車、環境に影響がある可能性あり
尿素以外のものは塩分や化学成分が入っていますので、何かしらの影響は考えられます。
人体への影響
肌に付着すると肌荒れを引き起こすことがあるので注意です。
塩化カルシウムなどの水分と混じると発熱する性質が原因です。
融雪剤・凍結防止剤を撒く場合は、眼鏡やマスク、ゴム手袋を付けた方がいいですね。
他にも、融雪剤を流す洗車の際にも眼鏡やマスク、ゴム手袋を付けると安心です。
体にできるだけ付着しないよう注意しましょう!
車への影響
一番の懸念は車が錆びることです。
融雪剤・凍結防止剤が撒かれた道路を走行することで、車のボディーに塩化カルシウムなどが付着します。
特に車の足回りの錆びには要注意です。
冬の高速道路や国道にはほぼ間違いなく融雪剤・凍結防止剤が散布されています。
錆び防止策は、こまめに車を洗うこと(2週間に1度程度)、洗車後の錆防止スプレーの使用などです。
環境への影響
植木や花壇に融雪剤がかかることで塩害の影響が考えられます。
大切な植物の周りには撒かない方がいいでしょうね。
土の中にしみ込んだ塩分は取り除くことは難しいです。
土の上にも撒きたい人は、融雪剤ではなく尿素など環境にやさしいものにする方法もあります。
融雪剤・凍結防止剤の使い方や撒くタイミングはいつ?のまとめ
融雪剤・溶結防止剤を撒く効果的なタイミングは降雪前と除雪後です。
そして、手袋やマスクなどで体に付着しないよう気を付けながら散布してください。
今回は個体タイプのみをご紹介しましたが、液体タイプもあります。
液体タイプは一般的に高価で小さなサイズも販売されています。
個体タイプは大体25キロ程の大容量サイズが一般的。
持ち帰るのも一苦労です(しかしそれだけ必要ということ)
液体タイプだと無塩で人体や環境に影響のないものも結構あります。
(ちょっと高いので頻繁に降る地域なら個体タイプがコスパはいい)
早めにホームセンターやネットで購入しておくことがおすすめです。
積雪後は車は徐行(タイヤはチェーン巻くかスタッドレスが最適)、歩くときはペンギン歩き(つま先に重心を乗せて歩くと後ろへの転倒を防ぎやすい・小股でよちよち歩く)が滑りにくいです。
そして踏み固められた場所は滑りやすいので気を付けます(駅の出入り口、タクシー昇降口、横断歩道など)
ちなみに、私は中学校が山の上だったんですがゆるい坂なので毎年冬はかなり滑りました!(結構な降雪地域)
気を付けて歩くうちに技術を身に付けますが、都会は床の材質がそもそも雪対策されていないので滑りやすいそうです……。
お役に立てましたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
結構面白い(大人向き)↓